【2010年8月29日 対イーグルス 18回戦＠西武ドーム】グランドフィナーレ

"ATM上本のサヨナラ本塁打！"の
続きです～


LIONS CLASSIC 2010グランドフィナーレ


ライオンズは栄光の歴史だけを刻んできたわけではない、
光の裏には、同じ数だけ影がある。
人は眩いばかりの栄光の軌跡を記憶し、挫折の日々を忘れてしまう。


51年のライオンズ史を未来に語り継いでいくうえで、
目を背けてはいけない時代。
それが「太平洋クラブライオンズ」。
球団滅亡の危機、逆襲の獅子という魂、魅了するプロとしての精神。


ライオンズ史上、最もどん底で、もがき苦しんでいた時代を復活させることで、
「暗」から目をそらさず、確固たる精神を持ち、伝統を継承していくために…





時々、あの時代を思い出します。
西鉄ライオンズの晩年は、町が揺れ動いていました。
選手の放出、チーム力の定価、黒い霧事件。


それを引き継いだ太平洋クラブライオンズ。
ファンには短く、球団には長い時間であったこのかも知れません。


365日が戦いでありました。
立ち止まる時間さえありませんでした。


球団には、集客を考えることと、資金難の解消という相反する問題が、
常につきまとっていました。。


選手達も充分にそのことは理解し、野球が出来る喜びのもと、戦いました。
そこには、野球を愛し続けた人々がいました。


激動の時代の中で、ライオンズの歴史をつないだことは私たちの誇りです。


今、改めて太平洋クラブライオンズの皆様と
ライオンズファンの皆様に心より感謝します。
東尾　修


太平洋クラブライオンズを経験したOB達…


埼玉西武ライオンズの選手も加わり記念撮影で
今年のLIONS CLASSIC 2010は幕を閉じました…

太平洋クラブ時代はボクが小学校低学年時代。
もっぱらテレビと後楽園球場で巨人戦を見ていました。
その頃のマスコミの扱いは巨人一辺倒で弱いライオンズなどはほとんど触れません。
記憶に残っているのは奇抜なユニフォームの弱い球団が九州にあること、
弱くてお客が入らないから、球団がどんどん売られていくことだけでした。
まさにライオンズにとって不遇の時代でした。

この厄が取れたのが所沢に移ってから。
しかし、この厄が取れるまでには3年かかかりました。
西武球場での最初の数年は、酷い試合を見続けていたなと思い出してしまう、
今年のLIONS CLASSICなのでありました。

それでは、ご機嫌よう～