【2009年2月28日 第47回日本ラグビーフットボール選手権大会 決勝戦＠サントリーサンゴリアスvs三洋電機ワイルドナイツ秩父宮ラグビー場】観戦記～後半戦

『前半戦』の続きです。

後半13分過ぎまではサントリーが攻め
三洋電機陣内に攻め込むものの決定力を欠きます。
三洋電気は守る時間が長いのですが、
じっくりと淡々と、そして余裕で攻撃を受けている感じがしました。


後半13分過ぎまで両チーム無得点


後半14分に司令塔トニー・ブラウンが登場！


場内は大歓声に包まれます！
後半14分のトニー・ブラウン、堀江、川口選手の攻撃的3選手の投入で
三洋電機の攻めにリズムが産まれてきます。
そして、サントリーの動きにキレが失われてきました…


そして後半19分に三洋電機の吉田が
両チーム通じて初めてのトライをあげます。


がっくりするサントリー7番上村…


入江のコンバージョンも決まります。


とうとう三洋電機が10-9と逆転

後半20分には三洋電機にデビュー以来、トップリーグで3年連続の得点王の北川のトライ。
でもちょっと怪しいぞ…


インゴール直前までは何とかボールをキープ。


ボールは手から離れてノックオン？？？


ボールは明後日の方向に…

ゴール裏から撮影したビデオがスクリーンに流れましたが、
どう見てもボールを前にこぼしてから、
どさくさで腰でグラウディングしているようにしか見えません。

ビデオ判定があるかと思いましたが、
これはマイクロソフトカップ限定のようで
そのままトライということで試合が進みます。


入江のコンバージョンも決まり大きく引き離します。


後半34分にはまたしても北川がトライを決めます。
一度ボールを持った北川は早い早い！


後半37分にサントリー北條がトライを決めます。


ライアン・ニコラスがコンバージョンを決めますが、
8点差で試合時間が1分半強しかありません…


24-16でノーサイド！
喜びに溢れる三洋電機フィフティーン達。


三洋電機ファンもプレートを掲げ日本一を祝います。


Congratulations!三洋電機ワイルドナイツ


お互いの健闘をたたえ合う両チームの選手達。


ファンに一礼する三洋電機のメンバー達
スタンドからは熱い歓声が上がります。

試合を振り返ると後半20分まではリードされていたり守勢一方でしたが
実は試合の主導権は三洋電機が握っていたのだなと思えます。
グランドに入るだけでグランドが引き締まるトニー・ブラウンは凄いです。
重要なポイントには何故だから知らないですが彼がボールに絡みます。
ピッチの中にトニー・ブラウンは分身の術でも使って
3人くらいに増えているみたいの活躍です。

今年のトップリーグでの試合を見る限りでは、
東芝と三洋電機が他のチームよりも飛び抜けて強かったと感じます。
マイクロソフトカップでは東芝に苦杯をなめた三洋電機ですが、
この日の出来だったら勝利の行方は判りません。

それだけに東芝の不祥事よる日本選手権の辞退は悲しい限りです。

来シーズンのトップリーグ開幕戦は東芝と三洋電機とのこと。
また、熱い闘いを見せて欲しいものです。

それでは、ご機嫌よう～