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村治佳織~Amanda [音盤]

村治 佳織
Amanda
発売日:2007年4月25日
CD番号:UCCD-1188
価格:\3,000(税込)
お気に入り度:

村治佳織がDECCAに移籍後4枚目のアルバムです。
以前、本Blog
「次回作はギター一本での
アルバムを期待したいところです。」と書きましたが、
期待は見事に裏切られました…

生ぬるい編曲の弦楽器の伴奏にギターが絡んでいるだけの
安いスーパーでBGMに使われそうな「癒し系音楽」
いったアルバムといったでしょうか…

村治佳織の写真がいっぱいのジャケット、ライナーノーツ、
おまけのDVDは充実していますが、
肝心のCDへの音楽の収録は25分程…

クラシック・ギターの第一人者のアルバムをと言うよりは、
ギターを弾く女性アイドルのアルバムといった印象です。
アイドルによる「癒しのアルバム」としては
いい出来なのではないでしょうか。

3年半前にビクターからDECCAに移籍となったときは、
「クラシック専門の老舗レーベルでさらに深いクラシック・ギターの世界を
聴かせてくれるかと思った」のに残念な限りです。

ビクターにいた頃のロドリーゴの
埋もれた作品を積極的に録音して、
彼の素晴らしい音楽を業績を
世に知らしめようとしていた頃のような
熱く張りつめた演奏は
もう彼女の弦から聴けないのでしょうか…

もう聴けないとしたら、
非常に残念なことです。

これまではアルバムが発売されるごとに楽しみにしていて
試聴をしないまま購入していましたが、
次回からはどこかで試聴をしてから購入しようかと思います。
これ以上、がっかりが続くのは嫌ですから…

それでは、ご機嫌よう~


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ユニテル・オペレッタシリーズBOX到着!! [音盤]

3週間ばかり毎晩帰りが23時すぎだったりする太郎の父
お家に着いたらこんなお宝が着いていました。


ユニテル・オペレッタシリーズ18枚組

明日からの9連休の八ヶ岳山荘で
このDVDをたっぷりと堪能するぞ~

それでは、ご機嫌よう~


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森麻季~イタリア・オペラ・アリア集 [音盤]

森麻季
イタリア・オペラ・アリア集

森麻季(ソプラノ)
大勝秀也指揮
ヴロツワフ・スコア・オーケストラ
CD番号:AVCL25115
発売日:2006年10月25日
価格:3,000円(税込)


森麻季の2枚目のアルバムです。
前作は音質がより重視されるクラシックのCDでありながら
音質が悪いとされているCCCDでの発売でしたが、
今回はSACD/CDのハイブリッド版での発売です(よかった…)。

太郎の父が森麻季の歌声に出会ったのは
一昨年の冬に放映された東京12チャネル誰でもピカソという番組。
そして、他のテレビ番組で放映されたモーツァルトのレクイエム、
ヘンデルのメサイアの独唱を聴き
森麻季の繊細できめ細やかな歌唱と美貌、
そしてお茶目さに惚れてしまいました。

2007年3月下旬はドレスデン国立歌劇場に
リヒャルト・シュトラウス「薔薇の騎士」でのゾフィー役でデビューしました。
11月にドレスデン国立歌劇場の来日公演があり、
やはり、「薔薇の騎士」のゾフィー役で出演する予定だそうです。
彼女のオペラの演技も見てみたいものですが、チケットが高すぎて断念…

本アルバムの感想ですが、
歌に力強さや激しさはありませんが、
純度の高い澄みきった声質、表現力、技巧も申し分なしです。
ベッリーニの「夢遊病の女」「清教徒」からの2曲が特に素晴らしい出来です。

大勝秀也指揮のオケはテンポの緩急をダイナミックにとりつつも
繊細な表情も見せ歌を美しくサポートしています。

ライナーノーツもなかなかの充実。
歌詞対訳は丁寧な訳詞ですし、
留学時代の思い出や音楽に対する思いを綴った
森麻季自身の筆による「イタリアでの思い出」に
彼女の人柄をうかがい知ることが出来ます。

これからの彼女のますますの活躍を期待できる
非常にお勧めの一枚!

それでは、ご機嫌よう~


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リップサービス~清水ミチコ [音盤]

リップサービス
清水ミチコ
CD番号:MHCL-950
発売日:2009年11月29日
価格:2,520円(税込)
お気に入り度:


前作「歌のアルバム」から約2年弱を経ての
清水ミチコの新アルバムです。
今回も強烈なものまねを聴かせてくれます。

1.ホーミーの声
モンゴルの倍音唱法ホーミーで「虫の声」を歌います。
これはちとネタとしては失敗かも…
ホーミー「カエルの歌」に挑戦したほうがよかったかも知れません。

2.希望の星
中島みゆきの作詞/作曲/歌真似をしています。
歌マネや形態模写をする人は数は多くても、
作詞/作曲までしてしまうのは清水ミチコの凄いところですね。

3.サンババ・トリオ
細木数子、三輪明宏、松任谷由実という
「3人のババたち」がへんてこなアンサンブルを…
これを聴いて笑ったら地獄に堕ちるかも…

4.日本三大ピアニスト
「三大ピアニスト」とはは、カレーのおばさん中村紘子、
フジコ・ヘミング、山下洋輔です。
フジコ・ヘミングの演奏のものまねには大爆笑!
早いフレーズでの指のもたつきと
無意味な溜めがたまりません…

5.入れ歯のカスタネット
曲調や声マネから予想するに中森明菜かな?
更年期シンガー清水ミチコの実話をまじえた歌のようです。

6.ミミックレッスン
清水ミチコ自身によるものまねの教授です。
ものまねは「カ行」が重要?
この曲はイマイチ…

7.My Black Eyes
「My Black Eyes」→「黒い目」→「黒き瞳」→「黒木瞳」
お育ちが一発でわかるヅカ系の発声と
おもいっきりずれまくった音程が彼女そっくり!?

8.おしゃべりレーサー
黒柳徹子、平野レミ、楠田枝里子がおしゃべりレースをしたら・・
彼女らの機関銃のようなおしゃべりは鬱陶し過ぎ…
聴いていて頭が痛くなってしまいました。

09.大きな古時計
「ぶらり途中下車の旅」のナレーターやドクロベエ様の声、
最近では太郎の好きな「ぜんまいざむらい」の大福の神の声で有名な
滝口順平さんのナレーションのものまねに始まり、
市原悦子、岸田今日子、来宮良子らが「大きな古時計」をバックに歌詞の朗読・・・

素っ頓狂な「日本昔ばなし」風の市原悦子のものまねがいいね~

10.欲望
井上陽水の作詞/作曲/歌真似をしています。
男声までものまねするとは、清水ミチコ凄すぎ…

11.私のフォーク・メドレー
浅川マキ「夜が明けたら」~RC「ぼくの好きな先生」~森山良子「この広い野原いっぱい」~
憂歌団「嫌んなった」~谷山浩子「河のほとりに」~チェリッシュ「なのにあなたは京都へ行くの」~
荒井由実「卒業写真」~吉田拓郎「春だったね」

森山良子は歌唱力がひどく衰えてしまった本物よりも上手!
チェリッシュは本人よりも似過ぎ…(笑)
荒井由実と前出の松任谷由実の同一人物を歌い分けているのも素晴らしい!

12.琉球慕情
琉球っぽいリズムに琉球料理・食材の名前をただ並べただけの歌。
しかし、リズムと歌詞がぴたりとはまるのは不思議…

13.A Song for Me
偽善的なチャリティーソングを独善的にこき下ろす痛快な歌詞!

大傑作の前作「歌のアルバム」よりも完成度は低いかも知れませんが、
それでも、笑えること必定のアルバムです。

それでは、ご機嫌よう~


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村治佳織&ザ・シックスティーン/ライア&ソネット [音盤]

村治佳織&ザ・シックスティーン/ライア&ソネット
CD番号:UCCD-1176
発売日:2006年10月25日
価格:3,000円(税込)
お気に入り度:


約半年前に発売のアルバムですが、紹介してみようかと思います。

村治佳織のデッカ移籍後第3作目のアルバムです。
今回はイギリスの合唱団ザ・シックスティーンとの共演です。
タイトルの「ライア&ソネット」とは『リュートと歌(声)』という意味だそうです。
また、ザ・シックスティーンは16世紀の曲を主なレパートリーにしている合唱団です。

太郎の父としては「村治佳織の演奏が聴きたい」と思っていたのですが、
合唱が入った曲が多く、とても残念…

合唱も16世紀の曲がレパートリーの割には
発声が甘ったるく、分厚く、研ぎ澄まされていないといった感じです。
ソプラノの声が幼く、他のパートに比べて突出しすぎなのが気になります。
いわゆる「癒しアルバム」という点では成功かも知れませんが、
「音楽を聴かせるアルバム」という点では、太郎の父の満足するものではありませんでした。

次回作はギター一本での
アルバムを期待したいところです。

それでは、ご機嫌よう~


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シベリウス博物館~今年はSibeliusを聴こう2 [音盤]

昨日のBlogにシベリウス没後50周年のことを書いたら、
5年前に行ったフィランド旅行で
シベリウス博物館に行ったことを思い出しました。


シベリウス博物館を正面から


シベリウス博物館で記念撮影の太郎の父

シベリウス博物館はフィンランドのかつて首都であったトゥルクにあります。
位置はトゥルク大聖堂の北向にありますので、
迷子になったらそびえ立つトゥルク大聖堂を目指せばよいでしょう。


トゥルク大聖堂


トゥルク大聖堂近辺にあるシベリウス博物館への道標

展示物はシベリウスの直筆譜面や遺品、関連する資料や
シベリウスとは関係ないですが、様々な楽器も展示されています。


入り口を入ってすぐのところ


展示物

太郎の父のお気に入りのベルグルンド指揮ヘルシンキフィルの
シベリウス交響曲全集のジャケットなども展示されていました。

また、博物館内には客席があるホールがあり、
週に数回、夕方からミニコンサートが開かれるそうです。


博物館内のホール

シベリウス博物館に寄った際は先の大聖堂に寄ってから、
川沿いを歩きトゥルク城に行くのがよいでしょう。


トゥルク城

さてさて、
シベリウス協会のサイトを発見しました。

このサイトのEVENTSのところに
シベリウスの曲が演奏される情報が載っており、
こんなコンサートを発見しました。

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諏訪内晶子(vn) 井上道義指揮京都市交響楽団
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲、カレリア組曲
       フィンランディア、交響曲第7番
2007年 2月18日(日)午後2時30分 東京芸術劇場
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大好きな3曲のオンパレードで、これは行くぞ!
おっと、この日は保育園の仲間達とイチゴ狩りの日…
残念ながら、別のコンサートに行くことにしよう。

それでは、ご機嫌よう~


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The Essential SIBELIUS~今年はSibeliusを聴こう [音盤]

The Essential SIBELIUS
(交響曲、管弦楽曲、劇音楽、
室内楽曲、ピアノ曲、
合唱曲、声楽曲の主要曲)

演奏者
ヴァンスカ指揮 ラハティ交響楽団
ヤルヴィ指揮 エーテボリ交響楽団
レオニダス・カヴァコス
アンネ=ソフィ・フォン・オッターほか
CD番号
BIS1697

一昨年はひっそりとショスタコーヴィッチ没後50周年、
昨年は盛大にモーツァルト生誕250周年でした。

そして、実は今年2007年は
シベリウス没後50周年です。

交響曲、管弦楽曲、劇音楽、室内楽曲、ピアノ曲、声楽曲の主要作品を網羅し、
ヴァンスカ、ヤルヴィ、カヴァコス、オッター、クーシスト、テンペラ四重奏団などの
そうそうたる演奏者の演奏によるこの15枚組で1万円を切るこのCDボックスセット。
質、量ともにお買い得!

太郎の父はシベリウスはヴァイオリン協奏曲と後期の交響曲5~7番が大好きです。
7つの交響曲、ヴァイオリン協奏曲、フィンランディアなどの管弦楽曲は好んで聴いていましたが
室内楽曲、合唱曲、声楽曲にこんなにいい曲があるとはこのCDを聴くまで知りませんでした。

Sibeliusをこれまで聴いたことがない方、
交響曲、ヴァイオリン協奏曲しか聴いたことがなくて
もっとSibeliusの曲に出会いたい方には
とてもお勧めのCDです。

それでは、ご機嫌よう~


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ピタゴラ装置DVDブック1 [音盤]

ポニーキャニオン
PCBE-52408
¥2,940
お気に入り度:


この商品は
NHK教育放送「ピタゴラスイッチ」
33種類のピタゴラ装置の映像を集めた

BGMは通称「やる気のないダースベーダーのマーチ」
太郎の父にだらけフォースを植え付けた
栗コーダーカルテットの演奏です。
RealPlayer版
WindowsMultiPlayer版

ピタゴラ装置とはこんな感じの装置です。
YouTubeで「ピタゴラ装置」で検索し、このような画像を見つけました。


ピタゴラ装置の映像

ブックにはテレビでは知ることのできない
ピタゴラ装置の哲学から各装置の説明、
苦労話などが掲載されています。

ピタゴラ装置マニアは必携の一品です。

それでは、ご機嫌よう~


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ノリントン指揮~マーラー交響曲第5番 [音盤]


マーラー交響曲第5番
ロジャー・ノリントン指揮
シュトゥットガルト放送交響楽団
お気に入り度:


第1番でノンビブラート奏法の「シュトゥットガルト・サウンド」のマーラー演奏で度肝を抜き、
続く第4番ではやはり同様の演奏で天国的なこの曲を不気味に奏でた
ノリントン指揮のマーラー交響曲チクルス第3弾です。

全般的な感想ですが、金管楽器の響きがあまりにも激しく暴力的過ぎるために
演奏を聴いていて疲れてしまいます…

ただし、ルキノ・ヴィスコンティ監督による映画『ベニスに死す』で使用された
第4楽章のあまりにも有名すぎるアダージェットは聴き応えがあります。
この奏法を徹底させた効果で、
ハープ1本と弦5部が1本ずつしか聞こえてこないような
不思議な雰囲気を持った室内楽的な演奏となっています。

この楽章が終わりに近づいてくる6分44秒あたりのフレーズでは
かすれた、甘く切ない吐息のようなヴァイオリンのヴィブラートが掛かります。
この演奏の最も官能的なところです。
これまでの演奏がノンヴィブラートなので、
かなり印象的にこのフレーズが聞こえてきます。

第4楽章だけなら「買い」ですが、
全曲を通して言えば「いまいち!」と思う演奏です。

それでは、ご機嫌よう~


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チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」~ガッティ指揮 [音盤]

チャイコフスキー
 交響曲第6番「悲愴」
 「弦楽セレナーデ」
ダニエル・ガッティ指揮
ロイヤル・フィルハーモニック・
オーケストラ
お気に入り度:

「悲愴」と「弦楽セレナーデ」という豪華なカップリングの
ダニエル・ガッティとロイヤル・フィルによる
チャイコフスキー交響曲シリーズの第3弾です。

ガッティのチャイコフスキーはチャイコフスキー演奏にありがちな
重苦しさやロマン過剰のような演奏とは無縁です。
かと言って、ムラヴィンスキー指揮の演奏のような、
研ぎ澄まされた氷の彫像を思わせるものでもありません。

もしかすると何のてらいもなく、あっさりと演奏は通り過ぎてしまうかも知れず、
人によっては
「何を表現したいのかわからない」
と感想を持つかも知れません。

★交響曲第6番「悲愴」
「悲愴」の第1楽章の序奏と第1主題のコントラバス、チェロ、ビオラ、ヴァイオリンの
管楽器の掛け合いは丁寧に描かれ、精緻そのもの。
第2主題は美しく甘いメロディーで有名ですが、
クラリネットのソロ以外はあっさりと演奏されています。
バスクラリネットによるppppppの超弱音から
展開部のfffへの切り替え以降の演奏は激情の嵐です。
ここまでの演奏があっさりとしていたので、
このコントラストにより激しさは一層引き立ちます。

第2楽章のワルツも第1楽章と同様に、
甘ったるさに溺れることなくあっさりと進み、
第3楽章はきびきび引き締まった堅めのテンポに痺れます。
そして、第4楽章も冒頭から管楽器のアンサンブルのうまさが非常に目立ち、
演奏が表情過多ではないにもかかわらず、
この楽章の悲痛さや諦観を切々と歌い上げ、曲を終末に誘います。

★「弦楽セレナーデ」
某人材派遣会社のCMで有名になってしまったこの曲…(笑)
「弦楽セレナーデ」に関しても「悲愴」と同じで、
こてこての甘ったるさは微塵もない演奏アプローチです。
弦楽器同士の旋律の掛け合いが非常に緻密かつクリアで、
この曲が本来持っている音楽の素晴らしさが、
はじめて太郎の父に伝わりました。
太郎の父には目から鱗の「弦楽セレナーデ」でした。

それでは、ご機嫌よう~


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